小さいお子さんが風邪を引くと本当に大変ですよね。
予定は全てキャンセル。
お仕事が忙しくても、見てくれる人がいなければ、仕事を休まなければいけない…。
余裕のない現代において、子どもが病気になられると、ホント大変!!
(そんな時くらいはゆっくりできる社会だといいな~と思うのですが、それはまた別の話で…)
さて、そこで、正しい風邪の予防方法を。
まず基本は…
・うがい手洗いの習慣
子どものうちはきちんと洗ってあげることも必要。
外から帰って着た時はもちろん、ごはんを食べる前も。
手洗いは流水で30秒以上よくすすぐこと。
うがいも30秒以上。(何回かに分けてね!)
うちの子どもたちには「休み時間の度にうがいしてね!」と言ってあります。
風邪の原因となるウイルスや細菌の侵入を防ぎましょう。
手を洗わずに消毒だけ…は、人間が持っている体にいい菌=常在菌を殺してしまいます。
自前の抗体だけでは人間は弱いのです。
自分が飼っている常在菌ちゃんたちが、自分の知らないところで戦っていてくれるから、そんなに必死にならなくても病気から守ってもらっているのです。
ちゃんとすすぐことで、悪いウイルスや細菌はいなくなり、喉も潤います。
風邪に打ち勝つ体力をつけることも必要です。
・食事のバランスをしっかり
・睡眠をきちんととる
予防接種をしたって、特定のウイルスや菌に強くなっただけで、すべての病原菌に強くなったわけではありません。
まずは、規則正しい生活をして体力をつけ、ごく普通に清潔にするのが基本です。
しかも、ウイルスや菌はまず口や鼻の粘膜にある抗体が戦います。
血中に侵入してから戦っていたのでは遅いのです。
血中に抗体があっても、戦ってくれません。
せいぜい重症化を防ぐだけ。
いや…重症化を防ぐのも必要な人には必要ですが、世の中のお母さまたちはまずその前に、ひかない方法を教えて!!
と、思っていますよね?
なので、ひかない方法をお伝えしています( ̄▽ ̄)b
口や鼻の粘膜が痛まないように、加湿することはとても大切です。
加湿器を置くのもいいのですが、うがいをすると粘膜がうるおって一石二鳥ですね。
さて、基本を抑えたところで、東洋医学のお話。
風邪を引きやすい子は、肌や呼吸器系の防衛機能が弱い子が多いです。
この防衛機能をしているのが衛気(えき)
日中は体表を25周し、夜は体の中に引きこまれて体内を25周する、と言われています。←そんなマニアックな話はどうでもいいのですが・・・・・。
この衛気が弱くなると、外邪(ウイルスや細菌、寒さや乾燥などと思ってください)に侵入されやすくなります。
また、この衛気をやぶりやすいのが、風邪(ふうじゃ)。
風に当たり過ぎても外邪は侵入しやすくなります。
風邪は、首の後ろから他の邪を引き連れて侵入しやすいです。
ちょうど、風池、風門というツボのあるあたり。
衛気が弱い子は色白で、この辺りにうぶ毛が多いです。
衛気の代わりに、毛を多くすることで体表を守っているからです。
イトミミズのような静脈が浮いていることもあります。
お子様のお肌の色、肩背部の皮膚の状態はいかがですか~?
このような子は、気温の変化に敏感なため、冷暖房の風や、外の冷たい風に当たらないようにしましょう。
えりの付いた服、マフラーなどを活用して、ここから風を入れないように!
天気の良い日は外で遊ばせて、皮膚を丈夫にしましょう。
風邪を引くからと、家の中に閉じ込めておくと、いつまでたっても丈夫な子にはなりません。
皮膚に適度な刺激をあたえると、衛気が丈夫になってきます。
この、皮膚に適度な刺激を与えるのにピッタリなのが、小児はり。
あ、あと、鼻の周りが黄色っぽくなったり、顔全体が緑かかった感じになったり、目の周りが白く粉を吹いてきたら…要注意。
消化にいいもの・あたたかいものを食べて、冷たいもの・生もの・甘いもの・油っこいものを避けて、お風呂でしっかりあたたまり、スキンタッチ法をして、早く寝かせましょう。
↑我が家はだいたいこのパターンで風邪になる前に手を打ちます。
それでも、うちの家族がインフルエンザに負けた時は……、臨時休業したします…m(_ _)m
自宅サロンは早く卒業しないとダメですね~(´;ω;`)ウッ…
さぁ~今シーズンは東洋医学で、未病のうちに風邪退治をする習慣を!!