我が家は学校からのお便りをホワイトボードに貼っておくことになっています。
先日、ふとホワイトボードを見ると、保健室からのお便りが貼ってありました。
多いんですね…便秘の子。
小児はりに来るお子さまも、便秘でお悩みの子が多いですね。
よく昔は「ゴボウやイモを食べるといい」、「牛乳を飲むといい」なんて話もありましたが、この方法が合っているという方は、日本人には少ないように感じます。
まず、よく遊び体を動かすのは大事です。
今は体を動かして遊ぶ子が少ないですね。
乾いた物や、熱を発生させやすい物の食べ過ぎて、腸の粘膜が乾いたり、便を柔らかくするうるおいが足りていない場合があります。
クッキー、パン、おせんべい、ポテトチップス…。
チョコ、香辛料の効いているソーセージやハム、味付けの濃いレトルト食品…。
お肉や油っこいものも多くありませんか?
ゴボウやイモなど食物繊維が多いものをとるのもいいのですが、便を押し出す力がない子はかえってつまる原因となります。
胃腸の粘膜をうるおして、余分な熱を冷まし、押し出す力をたくさん使わなくても済む、葉もの野菜(白菜、小松菜、ほうれん草、キャベツなど)、海藻類(ワカメ、のり、こんぶ、ひじき)を多くとりましょう。
また、根菜類でも、大根、長芋は胃腸の働きを助けてくれるのでおすすめです。
牛乳や冷たいジュースは胃腸に負担となります。
押し出すパワー不足で便秘になる子は、あたたかいお味噌汁やお茶などで水分補給を。
主食はパンよりもお米の方がうるおい補給になります。
30回以上よく噛んで食べましょう。
内臓を働かせるのは副交感神経。
副交感神経はリラックスしている時に働く自律神経です。
普段緊張しやすい子も便秘になりやすいですね。
そういう私も、小学生、中学生の時は、平日は出ない。
日曜日休みになると出る。
日曜日部活などで出かけなければならないと、出なくなり、2週間くらい出ない。
なんて子どもでしたね。
(…そりゃぁ、アトピーでひどい状態になるよね…(´-ω-`)と、今振り返るとビビります。
まぁ…うちのお母さん、東洋医学を知らなければ、小児はりも知らなかったんだからしょうがないよね。
と、思う私)
自律神経の切り替えが苦手なお子さまは、ゲームやスマホ、テレビを見過ぎない!
これを見ると、交感神経の働きが過剰になり、副交感神経が働かず胃腸の働きが鈍ったり、逆に夜に副交感神経が過剰になり過ぎてアレルギー症状が出たり無気力になることもあります。
これらの対策をしてみても、改善が見られないときは、小児はりを試してみませんか?