基本はこれです→『葉もの野菜食べていますか?と聞く理由』
母乳はお母さんが食べたものから作られます。
なので、お母さんが胃もたれするような食べ物から作られた母乳は、赤ちゃんも胃もたれします。
胃もたれは、疳の虫、夜泣きの原因ともなります。→「Q:疳の虫って何?」
授乳中は水分を多く必要とします。
塩分の多いもの、味付けが濃かったり、科学調味料が多く使われている料理はお母さんの血中のナトリウムのバランスが悪くなるためにノドが渇きます。
乾燥している食べ物も、胃腸で消化する時に大量の水分を必要とするため、体が渇きます。
大量のお茶や水で水分を補給して渇きをいやそうとしても、体がその水分を代謝できるのであればいいのですが、体が水分を処理する機能がダウンしていると、むくんだり、体が重だるいといった症状になります。
負担をかけずに体に水分を補うのであれば、薄味の水分量の多い食べ物がおすすめ。
おやつは、ポテトチップスなどのスナック菓子、クッキーなどはNGです。おせんべいも。
ドライフルーツは、お茶請けに少量ならいいでしょう。
おすすめは季節のフルーツがいいですね。
クリームやバターたっぷりの洋菓子はおっぱいが詰まるだけでなく、胃もたれしやすい母乳の材料ともなります。
カレーは興奮作用のある香辛料を、こってりの油で固めたもの。
赤ちゃんは、超機嫌が悪くなります。
赤ちゃんは、いつまでもお母さんのおっぱいを吸っているわけではありません。
人生のうちの、ほんの一時。
そのときだけは、赤ちゃんに合わせた食べ物を選んであげてくださいね。
そして、出産&育児で体力を消耗している体には、母乳に悪い食べ物もヘビーなんですよ。
よく、出産を機に手湿疹が悪化される方がいますが、手というのはその人の消化吸収能力を反映していることもあります。
胃腸に優しく、赤ちゃんの喜ぶメニューで、お母さん自身の身体のケアをしてあげてください。
食事は葉もの野菜をたくさん、はもちろんなのですが、ごはんをおかゆに変えてみるのもおすすめです。
胃腸の働きをUPしてくれる、長芋を入れたおかゆ。
七分づき米にするとエネルギーを作るのに必要なビタミンB群を取ることができ、出産・育児疲れの身体をいたわってくれます。
おかゆは作り馴れておくと、離乳食が始まった時に困りません。
ごはんとお湯を鍋に入れて、ぐつぐつ煮るだけ♪
実は、食べ物を消化吸収するとき、胃の中で同じような作業を行っているのですよ。
これに、血を補う赤い野菜、ほうれん草を刻んで入れてもいいですね。
それも面倒…、という時は海苔やゴマなどをかけて食べるのも楽チン!
1番おすすめの食材はクコの実です。
↑これは気の巡りを良くしようと思って作った緑茶と菊のおかゆなのですが、授乳中は緑茶のおかゆにしない方がいいですね。
クコの実は、真ん中に乗ってる赤い実です。
よく杏仁豆腐に乗っているヤツですね。
クコの実は肝血を増やしてくれるので、ヒステリーママになりそうな方は、要摂取!!!!
おかゆに、まとめて作りおきしておいた葉もの野菜たっぷりのお味噌汁を加えれば、赤ちゃんがご機嫌になる母乳がでます。
パパッと作って、しっかり食べて、赤ちゃんが寝ている隙に、お母さんもお昼寝。
が、授乳中のお母さんの理想の生活パターンですよね。
核家族化がすすんで、1人で赤ちゃんの面倒をみているお母さんが非常に増えました。
また、隣近所との交流も少なくなり、お母さんがどれだけ一生懸命に育児をしていても、周りは無関心…。
泣き出してなかなか泣き止んでくれないと、よく確認もしないで警察や児童相談所に通報されてしまうなんて話も耳にします。
ちょっとしたコツで、手抜きをしながらきちんと栄養もとって、ゆったり過ごしましょうね♪
小児はりも、いっぱいになっているお母さんたちの気分転換になれれば、手助けになれれば、と思っています。