江戸時代に書かれた貝原益軒の『養生訓』を読んで、日頃の養生に活かすシリーズ。
今回は、巻第三飲食上、二十七。
朝食がまだじゅうぶん消化していない時は、昼食をとってはいけない。
お菓子なども食べてはいけない。
昼食がまだ消化していなかったら夜食をしてはいけない。
前夜に食べたものがまだ滞っていたら、翌朝食べてはいけない。
あるいは分量を半分にし、酒や肉を中止する。
およそ食べ過ぎを治すには、飲食をしないのが1番よい。
病気によっては1日食べなくても害はありません。
風邪を引いたときなど、
「体力つけなきゃ!」
と、無理に食べさせる人がいますが、食欲がないときは、消化できないときです。
消化ができないのに、食べさせるのは新たな病気のもととなります。
受験生に夜食をすすめるのも、考えものです。
消化にエネルギーをとられ、かえって頭がボーっとしてしまいます。
翌朝お腹が気持ちよく空いていないので、スッキリ起きられません。
おなかが空いたらさっさと寝てしまい、翌朝早く起きて勉強をした方が、効率よく健康にもおすすめです。
受験は最後は体力勝負!
夜食&遅くまで猛勉強、よりも、早寝早起きをおすすめします。
よく、風邪の終わり頃になって、痰のからんだ咳や、鼻水で、ドボドボになっているお子さんを見かけることがありますが、熱で脱水症状が怖いからって◯カリ◇エットなどを飲ませ過ぎだから!
あたたかい番茶でもすすらせておけーーーい!!(。・д・)ノ)´Д`)ビシッ
人間、少しは空腹の方が、健康によく、頭の働きもよくなります。
その方が、おいしいものを食べたとき、気持ちよく消化できますよ。
参考文献:
『図解 養生訓』斎藤 孝 著
『養生訓 (中公文庫) 』貝原 益軒 著 松田 道雄 訳