江戸時代に書かれた貝原益軒の『養生訓』を読んで、日頃の養生に活かすシリーズ。
今回は、巻第三飲食上、十八。
①この職は誰が下さったかを思わなければならない。
②子の食事はもともと農家の人が骨を折って作り出した苦しみを思いやらなければならない。
③自分に才徳や正しい行いがなく、殿様をお助けし民を治める手柄がないのに、こんなおいしいものを頂けることは大変幸せである。
④世の中には自分より貧乏な人がたくさいる。飢え死にしている人もいる。自分はおいしいご飯を十分食べて、飢える心配がない。
⑤大昔には五穀がなく、草木の実と根、葉を食べて飢えをまぬがれていた。
ほかほかのご飯におかずと汁物があり、朝夕じゅうぶんに食べている上に、お酒があって心を楽しませている。
①~⑤を思いながら食事をしよう。
参考文献:
『図解 養生訓』斎藤 孝 著
『養生訓 (中公文庫) 』貝原 益軒 著 松田 道雄 訳