江戸時代に書かれた貝原益軒の『養生訓』を読んで、日頃の養生に活かすシリーズ。
今回は、巻第二総論下、五十三。
古人は詠歌や舞踏をして血脈を養った。
とあります。
歌をうたったり、踊ったりすることは、心を和らげ、体を動かし、気を循環させる効果があります。
母校の専門学校の学校祭では、『札幌メールクワイア』という男声合唱団の方々が歌を歌ってくれるのですが、日頃から歌を歌っているおじさま方…、皆さん元気そうです。
合唱を聞くたびに、歌うたっていると年取らないのかな…と感じます。
うちの娘も、勉強中、煮詰まってくると、歌を歌って気を巡らせています…。
中学校での合唱コンクールは、高校受験に向けて荒れてくる心を和らげ、日頃の運動不足を解消し、気を巡らせてストレスを発散させる効果があるのかもしれません…(ホントか?!)
今の時期は、小学校の運動会でお遊戯の練習をする子も多いでしょう。
しっかり全身を動かして、丈夫になるよい機会です。
歌や踊りは、あん摩やマッサージで気を循環させるのと同じだ、と書かれてあります。
大人も子どもも、適度に歌って踊って、巡りをよくしましょう。
参考文献:
『図解 養生訓』斎藤 孝 著
『養生訓 (中公文庫) 』貝原 益軒 著 松田 道雄 訳