江戸時代に書かれた貝原益軒の『養生訓』を読んで、日頃の養生に活かすシリーズ。
今回は、巻第二総論下、十七。
飲食は体を養い。
睡眠は気を養う。
普段から
「食べ過ぎるな」
と言っていますが、かといって過度に食事を制限すると体をそこないます。
ファスティングといって、最近は断食する人が増えましたが、それにはまって胃腸の働きが弱る人もいます。
断食は専門家に相談して安全に行いましょうね。
人間は活動するためのエネルギーを食事からとります。
何も摂らないというのは、自分を少しずつ消耗しているのです。
不調を抱えている時は、
「早く寝ましょう」
と言っています。
ですが、寝るべきでない時に寝てしまうと元気をそこねます。
睡眠は夜中の11時から2時の間熟睡できるように寝ましょう。
食べ過ぎてしまう。
ごはんの時間にお腹が空かない。
日中眠くなる。
夜なのに眠れない。
何かの不調のサインかも???
健康だからとあれもこれも食べ過ぎるのも、断食しすぎるのも、
寝すぎるのも、寝なさすぎるのも、
病の元。
自分が快適に動ける食事の量と食べ方と、睡眠時間をきちんと知りましょう。
参考文献:
『図解 養生訓』斎藤 孝 著
『養生訓 (中公文庫) 』貝原 益軒 著 松田 道雄 訳