江戸時代に書かれた貝原益軒の『養生訓』を読んで、日頃の養生に活かすシリーズ。
今回は、巻第一総論上、36。
「聖人は未病を治す」
黄帝内経素問に書かれている言葉ですね。
病気がまだ起こっていない時に、あらかじめ用心すれば病気にならない、ということです。
しかし養生をしておかないと病気になり、長く苦しみ、食べたいものも食べられず、飲みたいものも飲めなく、心をいたませる。
とあります。これはわかりますね。
「痛い針で体を刺し、熱い灸で体を焼き…」
と、参考に読んでいる本にありまして…(´・ω・`)
うーん、痛くない鍼もあり、刺さない鍼もあり、お灸は今は火傷するような熱い灸はしません。
昔は、そんな鍼や灸ばっかりだったのか、この訳をされた方が何か鍼灸に恨みでもあるのか…(笑)
必要以上にグサグサ刺すのは危険ですし、熱いお灸は深い火傷になるので、やりません。
そして、未病治は鍼灸の得意分野です!
参考文献:
『図解 養生訓』斎藤 孝 著
『養生訓 (中公文庫) 』貝原 益軒 著 松田 道雄 訳