こんにちは。
子どもを元気に、ママを笑顔にする鍼灸師おがわです。
二十四節気、今日から白露。
「しらつゆ」ではなく「はくろ」と読みます。
夜に気温がぐっと下がるために、草木に水滴が付き始める頃という意味です。
日が沈むのも少しづつ早くなってきました。
どんなに猛暑になっても、日が沈むと風が涼しくなりますね。
とは言いましても、9月だというのに30度を超えると…さすがにしんどいです…。
気温が下がってくると、乾燥の気になる季節となります。
そろそろ、乾燥の季節に向けて、体のうるおいをしっかりとキープしておきたいですね。
大量の汗をかくと、うるおいやミネラルが体の外に逃げてしまいます。
うるおいやミネラルが、皮ふで不足すると乾燥肌や肌荒れ、筋肉で不足すると引きつったりこむらがえり、鼻やのどの粘膜で不足すると花粉症や風邪…と、さまざまなトラブルに悩みやすくなります。
食事に季節のくだもや野菜を取り入れたり、充分に睡眠をとって、大事にしましょう。
最近、貧血になやまれる方をよく見かけますが…鉄分だけでなく、体の中に必要なうるおいが足りてますでしょうか?
このうるおい、水を飲めばよいというものではありませんので、今一度、生活パターン全体を見直してみましょう!
今、干からびていたら、冬に寒いよ!!!!
おすすめのツボ:中府(ちゅうふ)
秋は肺の気が盛んになる季節です。
ということは肺の気を消耗しやすくなります。
肺の気がきちんと巡っていないと、クヨクヨしたり悲しくなります。
クヨクヨすると、背中を丸めて下を向きますね。
(上を向いて、胸を広げて「あ~悲しい…」という方は見たことがありません)
そうすると、大胸筋が縮んで、胸のあたりの筋肉が硬くなり、呼吸も浅くなり、体に気が充分に巡らなくなってきます。
クヨクヨと背中を丸める前に、中府のあたりを指の腹で揉んで、肩甲骨を背中の中心に寄せるように肩をゆっくり回してみましょう。
肩や背中が軽くなります。
胃から始まった経絡の脈気がここから出て、肺の経絡を巡る場所です。
肺の募穴なので、肺の気が集まる場所でもあります。
日が短くなるにつれて寂しい気持ちになってきますが、少しはこころが軽くなる…かも?
お体大切に、楽しい季節を♪