マンガもたまには読む鍼灸師おがわです。
美術部で一所懸命絵を描いている娘の参考になりそうで、私の読みたいもの、を基準に、たまにマンガを買うこともあります。
最近、業界内で話題になっていたマンガが、これ↓
素直なカラダ (モーニング KC)
1,979円
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原因不明の不調に悩む人々が鍼灸で治っていくという漫画なのですが、経絡治療や中医学など、東洋医学をもとに治療している人にとっては、
「そうそうそこが言いたいのよ!」
というポイントを実にわかりやすくマンガにしてくれています(笑)
そこが、鍼灸師にウケているポイントかと思います。
では、一般ウケするのかどうかというと…?
そこはわかりません。
ただ、これを読んで、
「あ…自分ももしかして?」
と思っていただければ幸いです。
そして、思ったら、
…していただけると、うれしいのですが、うちでなくても、お近くの鍼灸院でもOKです♪
ただ、このマンガに出てくるような鍼灸治療を…と思ったら、
「10分1,000円~」「鍼○○本で、△△△円~」
という、料金設定のところでも、整骨や整体メインのところでもなく、
東洋医学に基づいて施術している治療院をお選びくださいね。
ブラックジャックを思わせる鍼灸師・曲直瀬巴と、ピノコを思わせる院長・南部小梅ちゃん。
病院行っても原因はわからないけれども、なんとなく調子が悪い。
とりあえず
「自律神経失調症」
「更年期障害」
と言われた。
言われて
「しょうがない、私は治らない原因不明の不治の病なんだわ~」
と、思っていたい方には、普段私が話していることも、このマンガが伝えたいことも響かないかもしれない。
私も「治したい人しか治せないし」とはよく言っています。
曲直瀬先生も「治せません」って言ってるし。
このマンガ1冊で、肝心脾肺腎を網羅している所も凄いのですが、あ~いるいるこういうタイプ!んでもって、同じこと言ってる!!っていう人物が出てくるところがすごい。
そして、不調を治したいと思った人に「治す」のではなく
「お手伝いします」
と。
治すのは自分自身で。
鍼灸を受けている60~90分の時間は、不調を治してもらう時間なのではなく、自分の体の声に耳を傾ける時間なのです。
普段思っていることを、わかりやすくマンガ1冊にまとめられてしまって、少々面食らってしまった小川なのでした…。
ドレッサーの所に置いておきます。
施術後、お茶飲みながらゆっくり読んでみてください。
もしくは、お子さんの施術中にでも。