治療院探しの参考にしやすいように、具体例を挙げてご紹介しております。
子どもを元気に、ママを笑顔にする鍼灸師おがわです。
頭痛にはさまざまなパターンがあることを、ご紹介しました⇒『頭痛』
では、一つ一つ詳しく見ていこうと思います。
貧血と冷えに伴う頭痛
・38歳女性。(初見2月)
主訴:冷え、頭痛
28歳で1人目の子を出産してから時々頭痛がするようになり、35歳で3人目の子を出産してからは、頭痛で夜中に目が覚め、酷いときでは腕がしびれたり、吐くこともある。
手足も冷たく、寒くなると頭痛も悪化し、3人の子どもの世話で忙しいのに何も手に付かなくなるとのことである。
ご主人がお仕事が休みということでお子さんを預け、とりあえず日頃の疲れをとりたいと来院。
小柄で、青白い顔をし、かなりお疲れの様子。
脈は弱く、何も通っていないチューブを按圧しているようである。
脈の中をめぐる血や津液が不足していると中身のない脈になることがある。
お腹は痩せて上腹部が凹んで胸骨と胃の間の皮膚がピーンと張っている。
右下腹部に圧痛があり、慢性的な冷えによるものと思われる。
今は専業主婦だが、結婚する前までは事務の仕事をしていて、会社帰りや休日はマラソンをするのが趣味だった。
子どもたちが大きくなって時間ができたらまたマラソンをしようと思っていたが、今のままでは走れないと感じている。
走るまではいかなくても、もう少し体を動かしやすい状態にしたい。
子どもたちにイライラしてしまったり、心配させていることが申し訳なく、もう少し笑顔を向けられるようになりたいとのことであった。
①五臓の精気の虚
以前はマラソン好きで、血を消耗させることが大好きな、肝虚体質、肝の精気が虚しやすい体質です。
②病因
出産により血を大量に消耗し、忙しくて血を補うような養生ができなかったことも考えられます。
③病理の虚実
血を消耗させることが大好きなうちは、まだ陽気だけは残っていますが、出産で血を消耗した上にきちんと補えなかった時は、陽気も消耗してしまいます。
④寒熱の発生
血は栄養分を運んでいるうるおいです。それと同時に、陽気も含んでいます。
うるおいだけ消耗しているうちは熱を発生させますが、その陽気すらも無くなってしまうと、冷えます。
~ここまでを、部分治療に入る前に脈を整えるという形で、本治法をして治療していきます~
⑤臓腑経絡に波及
肝は月経とも深いかかわりのある臓なので、月経にからんで症状が起こることがあります。
肝が蔵している血が充分に分配されないため、手足が冷え、しびれることもあります。
肝は目に開竅し、陽気が足りなくなると目を開けられなるので、目が開けられなような頭痛が起こります。
低血圧、貧血を伴うことも多いです。
⑥病証
肝虚寒証による、冷え・貧血によって起こる頭痛。
やみくもに刺せば、陰も陽も損なって症状を悪化させてしまう難しい症状です。
こういう、体をめぐるモノそのものが足りていないタイプの人には、浅く刺して体全体のバランスの調整を図る経絡治療が向いています。
経絡治療でないとなかなか治らない症状です。(と、参考文献には書いてあります)
鍼灸を1週間~2週間おきに1回のペースで通院しましょう。
暖かい季節になり、調子もよくなってきたら通院ペースの間隔をあけてもよいかと思いますが、まずは寒い冬を乗り切るためにこまめに通ってください。
初回は初見料2,000円+鍼灸3500円=5,500円ですが、1週間に1回のペースで通うのであれば、リピート価格1回3,000円となりますので、1カ月にかかる費用が4回通って12,000円となります。
効くのか効かないのかよくわからない健康グッツにお金をかけるよりは、じっくり通って体質改善を図るのがよいのでは…?
普段の養生:冷やさない。冷たいもの、生ものを食べない飲まない。
22時前には布団に入って横になる。
(目を開けていれば血を使ってしまいます。横になることで血が肝に戻ることができます)
暖かいものをよく噛んで食べる。
目を使い過ぎない。
単純に1パターンのみの方もいれば、いろいろ合わせ持っていたり、季節や年齢、生活習慣によって変化していくのが人間です。
自分の不調の原因はなんだろう…?と思われましたら、はりきゅうアロマのおがわ.をお申込みください。
予約状況で2時間ほど空いている時間を選び、予約フォームからご予約ください。
※メール、LINE@、お電話での健康相談は、致しかねますのでご遠慮ください。
ご紹介している例は実際の患者さまではなく、日々の臨床、勉強会で取り上げられた症例、参考文献をもとに書いた架空の人物です。(実際の症例報告は、同意を得た方のみ勉強会等で使わせていただいておりますが、個人情報となりますのでブログには上げておりません)
参考文献:
日本鍼灸医学(経絡治療・臨床編)経絡治療学会:編
日本鍼灸医学(経絡治療・基礎編)経絡治療学会:編
図解 よくわかる経絡治療講義 大上勝行:著 池田政一:校閲