啓蟄~モコッと冬眠から覚めるとき

こんにちは。

子どもを元気に、ママを笑顔にする鍼灸師おがわです。

 

二十四節気、春3番の季節「啓蟄(けいちつ)」となりました。

もう春の季節も3番目に突入です。

 

「蟄」は、虫が土の中に隠れ閉じこもるという意味。

「啓」は、開くという意味。

なので、啓蟄は

「土の中で冬籠りしていた虫が這い出る」

という意味になります。

 

ですが、北海道は雪の降る寒い日が続きますね。

三寒四温とは、本来は2月に使う季節の言葉なのですが、北海道では3月にピッタリくる言葉です。

とはいえ、サロンの窓からはご近所さんの屋根の雪が急激に減ってくるのを眺めることができます。

 

次に来る二十四節気は春分。

陰と陽のバランスが均等になる季節です。

今はまだやや陰が強い時期。

先日スーパーへお買い物に行くと、上着も着ないでお買い物をされいる方がいらっしゃいましたが…まだ油断はしないでくださいね(;・∀・)陽気を損傷しますよー。

 

さて、閉じこもっていたものがモコッと顔を出すのはなにも、虫や草木の芽だけではありません。

人間の体にも同じようなことがおこります。

 

「新しいことを始めよう!」という気持ちが湧くのも春ですね。

なので、春に入学進学するのは理にかなっているのです。

海外は9月はじまりの所が多いので、それに合わせて日本の大学も…なんて話も聞くことがありますが、海外と日本は気候が違います。気候が違えば、それに対応している体も違います。

収斂し、閉じこもる準備をする季節に新生活をスタートするよりも、外へ出ていく季節に新生活をスタートした方が、陰陽の道理からいくと自然なことなのです。

 

冬の間に、食べ過ぎてあまり動かなかった人は体の中にいろいろ溜め込んでいませんか?

それが思いがけない不調として現れるのも春。

モコッとにきびや湿疹が出やすい季節でもあります。

おすすめのツボ:曲池

皮膚の状態に深く関わりのある大腸経の合土穴です。

逆気してもれるのを治すツボ、ということで、「モコッと出る」だけでなく上に昇る症状、高血圧・のぼせ・頭痛・咳…などにも効きます。

全身に陽気を巡らせる力が足りないと、気は昇ったまま停滞し、そこで様々な症状を作ります。

曲池を揉んだり、お灸をしてみましょう。

肩や首がはるように凝っている時にもおすすめです。

肘の外側です。肘を曲げた時にできるシワの先端にとります。

おすすめのアロマ:クラリセージ

ハーブ系ですが、やや甘いナッツのような香りが特徴のアロマオイルです。

五行では肺に作用し、肝の熱を冷ますとされています。

ホルモンバランスを整えて、身体の抵抗力をUPしてくれる働きもあります。

好き嫌いがはっきり分かれる香りなので、購入の際は必ず香りを確認してくださいね。

おすすめの食材:タンポポ茶

タンポポの根は、解毒作用があり、ニキビなどの皮膚トラブルによいとされています。

生活の木でも、便利なインスタントコーヒーのように楽しめるタンポポ茶があります。

お早めにご連絡いただければ、当サロンでもお取り扱いしております。

50g1,836円

 

日中は気温も上がり、ついつい油断しがちですが、あたたかい服装をこころがけてくださいね。

お体大切に、楽しい季節を♪

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