湿度が高い日は水分の取り方に注意

雨が降ってお天気の悪い日が続いたためか、先週は風邪ひきさんをよく治療していました、小川です。

 

東洋医学でいう五臓の脾。

よく私は「消化吸収能力」と言っています。

(消化吸収能力ばかりではないのですが、語り始めると治療時間内で終わらないので端折ってます)

 

この脾が弱いと風邪がなかなか治らない、鼻水が止まらない、中耳炎になった…と、風邪を引くたびに悩まれる方が多いです。

 

風邪や鼻水は「肺」も関係してきます。

 

さて、あのドバドバとあふれてくる鼻水、どこで作られているのでしょうか?

材料がないと、身体に必要なうるおいもエネルギーも作られませんが、鼻水だって材料を身体に取り込まないと作られません。

 

・よくペットボトルや水筒を持ち歩き、チビチビスポーツドリンクなど糖分の入ったものを飲み続けている。

・料理の味付けが濃く、レトルトのソースやお惣菜、外食が多い。

・唐揚げ、フライドポテト、焼肉、カレーライスなど、子どもの食べたがるものばかりテーブルに並べる。

・おやつはチョコやクッキーなどの糖分・油分の多いもの。

・建物の中で遊ぶことが多い。日光に当たらない。
・汗をかくほど動かない。
・胃の辺りがいつもチャポチャポしている。
さて、どう関係があるのでしょうか…?

 

 

脾は食べたものを必要なものと要らないものとに分けて、吸収し肺に送る働きをしています。(←東洋医学的にですよ!西洋医学は横によけて読んでくださいね)

 

脾は水を飲んだら、吸収して肺に上げます。
肺はその水分を身体中に散布してうるおす働きをしています。

 

風邪をひくとまず働きがダウンするのが肺です。
すると、うるおいを散布できなくなり、肺で水分がブロックされて溜まってきます。

 

その時に、ガブガブ水分をとると、どんどん肺に溜ってきて、あふれたら痰となって鼻水として出たり、さらにあふれて耳に流れて浸出性中耳炎、気管の方へ流れて痰となって吐き出される…などなど。

 

このあふれた水を煮詰めると、黄色い痰になったり、炎症を起こして蓄膿症、耳で炎症を起こして急性中耳炎…となるわけです。

 

煮詰まる時の熱を作るのが、甘いもの油っこいもの味つけの濃いものなどの、身体のなかで熱を発生させる食べ物。

 

 

五行説では肺の母は脾となっています。

 

脾の働きがしっかりしていると、その子である肺もしっかりします。

 

脾は湿気を嫌い、甘いものの取り過ぎで傷つけられます。

 

脾を健やかに保つことが、風邪をひきにくくさせ、身体に余分な水分を溜め込まずにするポイントです。

 

でも、これからの湿気の多くなる季節は、脾が弱りやすいのです。

 

 

スイカ、きゅうりなどのウリ科の植物は身体の水はけをよくしてくれます。

 

1階行政書士さんみたいに味噌のつけすぎはNGですよ!
塩分は水を欲しがるので、余計な水分が溜る原因となります。
汗を大量にかくわけでもないし、空気が乾燥しているわけでもないのに、やたらと飲み物が欲しくなるな…と思ったら、味付けの濃いもの、とくに科学調味料が多く使われているものを食べなかったか振り返ってみましょう。

 

キュウリは生でボリボリ食べるのもいいのですが、大根、ハムを千切りにし、塩コショウで味付けした油炒めもおいしいですよ~。

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