子どもは肩がこらない。
なんて話をたまに耳にしますが、こります。
小川、小学5年生頃から肩コリがありました。
体質も性格もそっくりな我が娘、肩や首はかなり硬い方です。
まだ肩コリを訴えてはきませんが、要注意です。
イライラカリカリ怒りっぽい。
ビクビクしやすい。
鉛筆に歯形が付いている。
チック。
寝つきが悪い。
急激な視力低下。
上目遣いや、睨みつけるようにものを見る。
テレビやパソコン、ゲームに夢中になる。
運動不足。
しぶしぶお稽古事に行く。
夜遅くまで塾や宿題がある。
慢性鼻炎、副鼻腔炎。
喘息。
食が細く、ダラダラ食べる。
よく噛んで食べない。
家の中にこもりがち。
副鼻腔炎や虫歯、喘息などのしつこい咳、視力低下などの症状に伴って表れる肩コリは、まずは原因となる症状の改善が必要です。
それぞれ専門のお医者さまに診てもらいましょう。
うちの子元気が有り余っているから~と、お稽古事のスケジュールを詰め込んだり、レベルに合っていない塾通いをさせると知らず知らずのうちに肩コリになっていることもあります。
小学生のうちは、せめて宿題やテスト勉強などは21時までに切り上げて寝ましょう。
残った宿題は次の日の朝にやればいいのです。
それでも終わらなかったら、その宿題はその子のレベルに合っていなかったのだと思っていいのではないでしょうか?
これらの様子がみられる時、後頭部や後頸部、肩や背中を触ってみましょう。
皮膚がピーンと張りつめていたり、コチコチに硬くなっているとき、軽く揉んでも痛がるときは要注意。
非常に重たい頭を細い首で支えているため、人類が2足歩行をするようになった宿命と言ってしまえばそれまでなのですが…。
筋がしっかりと支えなければならないため、頭を支える筋肉は他の筋肉と比べて硬いのですが、皮膚まで張りつめている時は要注意です。
大人の肩コリ治療でも、筋をほぐそうとして無理な施術をするとかえって痛めることの多い部位です。
皮膚の緊張を取って、軽く動かしてあげるだけで、ちょっとした不調であれば自分でコキコキっと治って、首がスムーズに動くようになることがあります。
お子さまの場合ならなおさら。
小児はりやスプーンで、軽く肩や背中をなでたり、歯ブラシで後頭部や肩の辺りをトントンしてあげるだけで、気血の巡りがよくなって、肩コリが楽になります。
動きが楽になったら、あとは自分で適度に身体を動かす、姿勢に気を付けるのが肩コリ改善のポイントです。
大人も子どもも。
肩こりは、放っておくとめまい、耳鳴り、視力低下、頭痛、顔面麻痺、三叉神経痛などの首から上の症状を引き起こしやすくなります。
全身倦怠感やうつ病になることもあります。
胃腸の不調や、呼吸器系疾患、婦人科系疾患、循環器系疾患などに随伴してあらわれることもあります。
「肩こりは万病の元」
病名ではありませんが、多くの病気に随伴してあらわれる症状でもあり、多くの病気の引き金にもなります。
人間の身体は、気血が滞ることなく隅々にまで巡っている状態が、健康な状態。
と、私はよく言っています。
しかし、肩こりは気血の巡りが悪くなることによっておこります。
つまり、肩がこっている状態は健康な状態ではないのです。
それを子どものうちから放置しておくのは、おすすめしません。
健康な大人になって、人生を楽しむためには、うまく肩こりを解消する方法を見つけましょう。
↑誰に似たのか根を詰めて何かをするのが好きな我が子たち…( ̄ー ̄;
根を詰めて何かをするのが好きなお子さま。
不良姿勢でピアノや習字などをしているお子さま。
時間を忘れてゲームやパソコンに夢中になるお子さま。
…見かけたら、声をかけて、姿勢をなおしたり、気分転換させてあげてくださいね。
肩コリは、頭痛、視力低下、めまい、倦怠感、耳鳴り…万病の元です。
頭や首、肩の皮膚緊張を取ってあげるだけでも、かなり違ってきますので、小児はり、スキンタッチ、おすすめです。