良い香りは気の巡りを良くします。
特に脾にトラブルを抱えている方におすすめのアロマをご紹介します。
脾は食べ物や水分を消化・吸収するために働いています。
体の素となる気・血・津液は、水穀の精微(食べ物・水)から取り出され、肺が吸込んだ清気(空気)と混ざって初めて体を滋養し、活動のエネルギー源となります。
なので、脾がしっかり働いていないと、気血が不足し、元気がなくなったり、だるくなったり、消化できないものが胃腸に溜まってもたれたり、下痢や便秘を起こします。
食欲がない方、食べ過ぎて胃腸の調子が悪い方、下痢や便秘をする方、体が重だるい方…など、季節では、夏の土用におすすめの香りです。
○フランキンセンス
脾(心・肝) 涼性~温性
乳香とも呼ばれ、紀元前からよく親しまれた香りです。
ウッディなのにさわやかな香り。
美肌効果がテレビで取り上げられ、一時期品薄になるほど人気になった香りです。
○サンダルウッド
脾(腎・心) 涼性~温性
白檀のお線香でおなじみの香り。
温めながら潤す働きがあります。
○ペパーミント
脾(肝・肺) 涼性
甘味の中にスッキリとしたメントールの刺激を感じるおなじみのハーブの香り。
胃腸、肺、血の熱を冷ますのにぴったりです。
○スイートマジョラム
脾(心) 温性
温かみのあるハーブの香り。
緊張した体を穏やかに緩めてくれます。