良い香りは気の巡りを良くします。
特に心にトラブルを抱えている方におすすめのアロマをご紹介します。
心は『君主の官』ともいわれ、体のあらゆるところに命令をだし、考えをしっかりまとめるという働きがあります。
経絡治療では、心の病証はない。心は神のいる所なので、何かあっては大変なことになる、という考えから、『心虚』という証はありません。
ただ、経絡治療ができた頃と比べると現代人はかなり暴飲暴食、睡眠不足、過労…とムリな生活を過ごされている方を多く見かけます。
そのため、傷んだ臓から発生した熱が心に伝わり、トラブルを抱えている方を見かけることが多くなりました。
過労で考えがまとまらない方、物忘れが激しい方、ソワソワして夜眠れない方、動悸がする方…など、季節では夏におすすめの香りです。
○ラベンダー
シソ科 心(肝) 涼性
アロマといえば、ラベンダーというくらい有名な万能精油です。
○ローズマリー
シソ科 心(肝・脾・肺) 温性
苦みのある香りが心をしっかりと引き締めて、考えがまとまりやすくなります。
○ネロリ
ミカン科 心(肝・脾) 涼性
オレンジビターの花から取れる精油なので、光毒性の心配がありません。
美肌効果の高い精油です。
〇イランイラン
バンレイシ科 心(腎) 涼性
「花の中の花」と言われるほど、独特の甘い香りがします。
ちょっと使うだけで、南国に来たような気分を味わうことのできる香りです。